子どもの転落事故、窓で防げますか?
今回のお悩み

小さな子どもがいるのですが、ベランダや窓際に行くたびにヒヤヒヤします。よく「窓からの転落事故」がニュースで取り上げられていて、うちも他人事じゃないなと感じます。窓まわりでできる対策はありますか?
窓辺さんのアドバイス!

そのお気持ち、とてもよくわかります。
実際、小さなお子さんの転落事故は「窓」や「ベランダ」からが多く、特に2〜5歳の子どもが多く巻き込まれているというデータもあります。
まず大切なのは、窓の近くに登れる家具を置かないことです。棚やソファなどを足がかりにして窓に上がってしまうケースが多いため、窓まわりはできるだけスッキリさせておきましょう。
さらに、簡単に窓を開けられない工夫も効果的です。サッシに後付けできる補助錠を取り付けたり、鍵の位置を高くしたりすることで、子どもの手が届きにくくなります。
リフォームを検討する場合は、ストッパー付きの開き窓や、開閉に制限のあるタイプの窓に変更するのも一つの方法です。構造的に身を乗り出せない設計なので、安心感が大きくなります。
窓は暮らしに欠かせない存在ですが、子どもにとっては思わぬ事故の入り口になることもあります。
「落ちないように注意する」ではなく、「落ちようがない状態をつくる」ことが大切です。
ちょっとした対策の積み重ねで、大きな安心につながりますよ。